
板橋にある大仏「東京大仏(乗蓮寺)」は板橋十景の一つ
板橋で有名スポットの一つ「東京大仏(乗蓮寺)」。
なんで板橋に大仏がというところもあるんですが、板橋十景の一つでもあります。
何気に「青銅製の鋳造大仏では、奈良・鎌倉に次ぐ日本で3番目の大きさを誇る」(Wikipediaより)とのことで、奈良・鎌倉に次ぐというと凄いではないですかと思うんですが、1977年(昭和52年)建立ということで歴史が浅いです。
東京大仏のある乗蓮寺の方は、天正19年(西暦1591年)に徳川家康から十石の朱印地を与えられて以来、代々の将軍から朱印状を与えられたというぐらい歴史があり、そのギャップが少し面白いです。
元々は仲宿にありましたが、昭和48年(1973年)に現在の場所に移転しました。
地図はこちら。
ストリートビューはこちらです。
板橋十景の一つでもある東京大仏
乗蓮寺は初詣では人が沢山くる有名スポットでもあります。
「下赤塚駅」、「地下鉄赤塚駅」から「乗蓮寺」に続く道の標識は「赤塚中央通り」から「東京大仏通り」に変わっていきます。
また、近くのお蕎麦やさんも「大仏そば」の名前で商売されています。
すっかり観光名所ですね。
さて、やってきました「乗蓮寺」。
入り口には「乗蓮寺」の歴史も。1394年〜1428年に始まりとあるので歴史の深さを感じます。
こちらが山門ですね。元々は赤塚城二の丸跡ということで高低差もあり山門っぽいです。
境内には東京大仏が。
こちら「板橋十景」だけでなく、「新東京百景」にも選ばれているようです。
「新東京百景」は「都民の日」制定30周年を記念して1982年10月1日に東京都によって選定された100の風景だそうで、都市や自然の景観、名所や旧跡といった都内の景勝地が、東京都民の公募のもとに選ばれているようです。
(青銅製の鋳造大仏では)奈良・鎌倉に次ぐ日本で3番目の大きさということで確かに大きいです。
別の角度から。確かに東京の新名所になるだけはあります。
さて、こちらの乗蓮寺ですが、東京大仏以外にも色々な見所というか不思議な像などがあります。
こちら、大きな布袋さま。こちらとは別に小さな七福神もいらっしゃります。
こちら足の病気に霊験ある「鉄拐仙人」です。
中国の八仙の一人ですよね?なぜこちらに?🤔
「役の小角」です。
「旧藤堂家染井屋敷石造物」で昭和42年に乗蓮寺へ寄贈されたそうで。
戦国武将の藤堂高虎が朝鮮出兵の時に持ち帰ったそうですが、何故「役の小角」が?🤔
「奪衣婆」です。「奪衣婆」は三途川(葬頭河)で亡者の衣服を剥ぎ取る老婆の鬼です。
「奪衣婆」は閻魔大王の妻であるという説もあるようですので、入り口にある「閻魔像」と合わせているのですかね?
そんな閻魔像です。門の入り口の右側に「閻魔堂(えんまどう)」があります。
こちらにも「奪衣婆」さんいらっしゃるのですね。
さて、これらの不思議な石像ですが、藤堂高虎が朝鮮から持ち帰ったと言われるものです。
境内にある様々な石像は、藤堂高虎が朝鮮から持ち帰ったと言われるもので、なかでも「がまんの鬼」のユーモラスな表情が楽しいですよ。
板橋区HPより
見所が満載すぎますが本殿も。
初詣などは人がいっぱいです。
本殿近くには鯉が沢山いる池もあります。
そして鐘楼など。こちらも非常に立派です。
「乗蓮寺」近辺ですが板橋十景の半分があるなど、一日では周りきれないぐらいの観光スポットがあります。
今回、来た際に「乗蓮寺」には週3回通うという常連?のお爺さんとお話ししました。
「閻魔堂」は馴染みよと言って帰りに「バイバイ」と手を振る元気なお爺さん。
移設の頃から来ているそうで大仏よりも年をとっていると笑っていました。
こういう人達に支えられて今があるのですね。